Behavior Change

Behavior Change

”Behavior Change”は『行動変容』という意味です。人生を楽しむ為には健康でいることが大切です。自分の身体と向き合い、あなたの行動を変えるきっかけになればと思っています。

# 22 腸内環境を考えた生活とは

普段の生活で気をつけるべきこと

腸内環境のバランスの乱れが様々な病気の原因になることは以前お話しました。

 

alucky-yuya72.hatenablog.com

 

そこで、普段の生活の中で腸内環境のためにできる工夫を知っておきましょう。

 

 

①外食の時は和食を選ぶ

実は腸内細菌のパターンは世界の地域ごとにそのタイプが異なります。
日本人は海藻類を分解する酵素を持っている腸内細菌(バクテロイデス・プレビウス)が定着しているので、海藻類の栄養素を効果的に吸収することができます
逆に、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素を持っている日本人は少ないため、牛乳の栄養素をうまく吸収することができないのです。(乳糖不耐症
※私自身も乳糖の多く含まれるプロテインを飲んでいた時期は、お腹がゴロゴロしたり下痢になりやすかったです。乳糖の少ないものに変えてからはなくなりました。

私も以前は定食屋さんなどに行くと、毎回ハンバーグや唐揚げなど味の濃い肉料理がメインのメニューを選びがちでした。
しかし、日本人の腸内細菌にあった和食にはバランスよく自然の食材が含まれていることが多いので、普段和食を食べる機会が少ない人こそ外食の時くらいは本能に任せず、腸内細菌のためにと思って和食を選んでみましょう。

 

②発酵食品を積極的に食べる

発酵食品(納豆、味噌、漬物、キムチなど)は微生物多様性が大きいため、乳酸菌などの多様な善玉菌を取り込むことができます。
多様な菌を取り込んでいる人の方が、免疫力が強く有病率が低い傾向にあります
しかし、スーパーなどで安価で売られている大量生産されているタイプの商品は、特定の菌しか使っていないことが多く、効果が低い傾向にあるようです。高ければ良いってものではないかもしれませんが、安いには安いなりの理由があります。

③良質な油脂を取り入れる

良質な油脂は細胞やホルモンの材料であると同時に、良質な腸内環境作りにも必須となる。油脂の話も以前ブログでお話しましたが、現代人は揚げ物や加工食品に多く含まれる炎症を起こすタイプの油脂の過剰摂取で、腸内環境のバランスを崩している人が多いと言われています。普段から摂取する油脂も腸内環境に大きく影響します。
油脂についての記事はコチラ。

 

alucky-yuya72.hatenablog.com

 

④除菌・滅菌しすぎない

私自身これは結構重要だと考えています。最近は高性能な空気清浄機がどんどん発売され、除菌スプレーや除菌シートなど当たり前のように使われていますが、本当にそこまで「除菌」しないといけないのでしょうか?
確かに重症な感染症を引き起こす菌も存在しますが、普段の生活でそこまで心配する必要はないと思います。反対に食事の前に親が除菌シートで一生懸命に子どもの手を拭き、一日中空気清浄機をフル稼働させてまで除菌対策をしている場面を見ると、生涯で最も免疫力を高める大事な時期にその機会を奪われた子どもの将来の健康が本当に心配になります。


話は逸れましたが、過剰な衛生管理は多様な菌に触れる機会を少なくします。経済発展と腸の病気のリスクは比例しており、あまりにも清潔すぎる環境は要注意です。自然環境や日常生活の中で多様な菌に触れる機会があるかどうかがアレルギーなどにも明らかなに関係していますので、自分自身の中で共存する菌のためにも、菌に触れる機会をあまり奪わないようにしましょう。

 

f:id:alucky_yuya72:20180914133101j:plain


 

長くなってきたのでこの辺で。
今回少しだけ「免疫」について触れましたので、次回は腸と免疫についてもお話したいと思います。

 

 

Let's take a step to change your behavior now !