Behavior Change

Behavior Change

”Behavior Change”は『行動変容』という意味です。人生を楽しむ為には健康でいることが大切です。自分の身体と向き合い、あなたの行動を変えるきっかけになればと思っています。

# 16 動脈硬化はこうして起こる ②糖化 AGEについて

AGEは身近なとこにも!

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病気の原因『AGE』はタンパク質と糖質がドッキングしてできる終末糖化産物だということは前回のブログでお話しました。

 

alucky-yuya72.hatenablog.com

 実はAGEは体内だけで発生しているわけではないんです。


AGEはタンパク質と糖質を同時加熱することによって大量に増えるといった特徴があります。
それを

メイラード反応

と言います。


パンケーキなどを焼いた時にこんがり付く、キツネ色の美味しそうな焼き色がこれです。
この褐色部分にこそ大量にAGEが発生しています。
パンケーキ以外にも

しかし、AGEは調理法でコントロールできます。
AGEは、焼く・炒める・揚げると言った170〜240℃の高温調理で急激に増えますが、100℃以下の茹でる・煮る・蒸すの調理であれば発生を抑えることができると言われています
(電子レンジもOK)

 

AGEは血液検査で知ることができる! 

病院で働いている医療従事者(特に僕たちのような看護師)なら絶対知っている血液検査の項目

HbA1c』 (ヘモグロビン エーワンシー)

これは糖尿病あるいは糖尿病疑いの方に対してよく検査されます。
HbA1cとは、過去1〜2ヶ月前の血糖値を反映するため、当日の食事や運動などの影響を受けないので、糖尿病に対して重要な検査項目とされています。

実は意外と知られていないのですが、HbA1cはAGEの前段階物質なんです。
そのため、「HbA1cが高ければそれだけ糖尿病のリスクがある」という単純なことではなく

HbA1cが高いということは、全身の糖化が進んでいる

ということが言えます。

 

糖尿病は諸悪の根源だと言われていますが、正確には

糖化は諸悪の根源

ということを覚えておいて下さい。

 

 

Let's take a step to change your behavior now !