Behavior Change

Behavior Change

”Behavior Change”は『行動変容』という意味です。人生を楽しむ為には健康でいることが大切です。自分の身体と向き合い、あなたの行動を変えるきっかけになればと思っています。

#7 PFCバランスの謎に迫る

どうやって決めた?PFCバランス

 

まずはおさらい。PFCバランスとは↓

 

 

 

alucky-yuya72.hatenablog.com

 

 

これがどのように決められたのかをお話していきます。
(下記以外にもエピソードがあるようですが、ここでは簡潔に概要のみ)

 

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まず僕たちが生きていくためにはカロリーが必要となってきます。その為、最初に基礎代謝量に身体活動量をかけて、1日に必要とするエネルギー量を求めました。その上で総エネルギー量をタンパク質、脂質、炭水化物に振り分ける訳ですが、最初に決めたのはタンパク質です。タンパク質には体内で合成できない『必須アミノ酸』というものがあり、食事からしか摂取できません。その必須アミノ酸を摂取できるようにするという観点から、必要最低限のタンパク質摂取量が決まりました。タンパク質を食べ過ぎると腎臓が傷むかもしれないとされていた(過去形)ので上限も決まります。これでタンパク質の比率はだいたい15〜20%にしようと決められました。

脂質に関しても、必ず摂取しなければならない『必須脂肪酸』がある為、タンパク質と同様に脂肪酸摂取量の下限が決まります。脂質を食べ過ぎると動脈硬化になるだろうというストーリーもあった(これも過去形)ので、だいたい20〜30%だろうという比率が求められました。

PFCバランスは合わせて100%にならないといけないので、残りは1番安全だと思われていた(これまた過去形)炭水化物に割り当てられました。(ちなみに『必須炭水化物』というものは存在しません)

 

このように、非常にあいまいな理由によって決められたのが現在厚生労働省が推奨するPFCバランス=「正しい栄養バランス」というわけです。

 

この方針を決めたのが当時の厚生省、農林省、文部省の役人が共同で決定したそうです。

 

関わっている人たちを見ると、当時の日本の米作りを守りたい人たちの思惑が見え隠れしますね。

 

タンパク質も脂質も炭水化物もどれも人間が生きていくには必要です。

過ぎたるは及ばざるが如し。

このブログを読むことでどんな食材を選び、それをどのくらいの量を食べれば健康に結びつくのかを考える判断材料になればいいなと思っています。

 

 

Let's take a step to change your behavior now !